梅ほころぶ
上野公園にほど近い、東叡山両大師境内ではようやく梅がほころび始めました。
今年は梅の開花がかなり遅いようです。
この木の周りにも何本か梅の木がありましたが、ほかは全部まだつぼみで、咲いているのはこの木だけでした。
毎日寒い日が続いていますしね。
今日の写真はキヤノンのハイビジョンムービーHV10で撮影しました。
カードモード(スチルカメラモード)で撮ると、およそ300万画素相当のデジタルカメラとして撮影できます。
同程度の画素数で比較すればデジタルカメラ>HV10>携帯電話でしょう。
レンズやCMOSの大きさが携帯より大きい分、画質に余裕があります。
ただ写真レンズではなくてビデオレンズなので、デジタルカメラに比べるとちょっと甘い描写になるのは仕方がないところ。
その分、シャープネスを強めにかけて帳尻を合わせているみたいです。
上の写真ではシャープネスは最弱に設定していますが、それでもこれだけかかります。
色に関しては空の鮮やかさを出そうとして、カスタム機能で色の濃さを一番濃いところに合わせていたら、赤や青が飽和(諧調がつぶれてしまうこと)してしまいました。
特にもともと飽和しやすい赤で顕著です。
色の濃さは一番薄くしておいて、あとで調整した方がいいようです。
さて、このカメラで撮影していて一番気になるのが絞りの形。
菱形絞りなのでボケが斜めの2線になったり、菱形のゴーストが出たりします。
これがあんまり美しくない。
一番上の写真の一部を切り取ったものですが、ボケが菱形になっているのがわかります。
このため、全体が斜めぶれしたような感じに見えて、画面全体がうるさく感じられてしまうのです。
これはビデオカメラモードでも変わりませんが、ビデオの場合常に画面が動いているのでそんなには気にならないのです。
基本的な画質がいいカメラなだけに、絞りにも少し配慮があれば、縦型でポケットにすっぽり収まる形もあいまってお散歩カメラとして完璧なのになあと思います。
ちなみに、今ちまたで発売されている小型ビデオカメラはほとんどが菱形絞りなので、同じ現象が出てきます。この機種だけの問題ではありませんので誤解なきよう。
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