JA845C
名機YSー11の後継機としてJAC(日本エアコミューター)の次期主力機となるDHC−8−Q400。
撮影機はJA845C、今年(2005年)就航したばかりの機体です。
PENTAX istDS+SIGMA DC 18-125mm 3.5-5.6
Q400のQはどういう意味かというと、
Quite(静か)の略です。
すなわち客室内騒音、振動制御システムを備えていることを意味します。
たしかに機内は非常に静かで、今回エンジンの真横に座ったのですが騒音らしい騒音はありませんでした。
キャビン内は座席の前後ピッチがYSに比べて広くとってあるので、ひざ元にかなり余裕があります。
B767と比べても広いんじゃないでしょうか。
長時間の搭乗でも楽だと思いますが屋久島線の搭乗時間はたった25分、上がったと思ったらもう降りてる(笑)
Q400は強力なエンジンに高効率のプロペラを組み合わせているので、巡航速度は時速667キロに達します。
また高翼機なので安定性が高く、短い滑走路でも離着陸できる(STOL性能が高い)高性能機なのですが、最近細かい故障が相次いでいることが気掛かりな点ではあります。
例えばこのJA845Cの場合、機材故障のため今日までで既に3回の欠航が起きています。
1.8月11日、飛行中に、失速を知らせるコクピット内の警告灯が点灯。引き返して点検し装置自体には問題みつからなかったが欠航
2.9月28日、右側エンジンがかからず欠航
3.11月5日、出発直前、ラダートリムスイッチ(方向舵の左右角度を調整するスイッチ)が作動せず点検のため欠航
以前、たまたま居酒屋でそうとは知らずに関係者から話を聞いたことがあるのですが、実際のところパイロットやCAにはあまり評判がよろしくないようです。
2006年2月10日追記
この機体、本日またもや離陸前のトラブルで鹿児島空港ー屋久島空港の往復2便が欠航しました。
原因はエアコンのセンサートラブルでエアコンが効かなかったことだそうで、センサーの部品を交換して対応したそうです。
昨日は松山空港でエアーセントラルのJA848A(2005年4月登録機体・詳細不明)が着陸時に3つの車輪全部が降りないトラブル(手動で降ろして無事着陸)を起こしているし、DHCー8ーQ400は一体どうなっているんでしょうかねぇ。
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コメント
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>旅人さま
そうですか〜。
故障が頻発すると不安ですよね。
それでも日本国内だとなんとか未然に防げるんじゃないかという気もしますが、先日南アフリカでこいつのショートバージョンのQ300に乗ったのですが、やっぱりちょっと不安でした・・・(^ー^;;
投稿: 管理人 | 2010/08/27 22:18
8月14日の与論-鹿児島便が欠航して以来、一昨日16日までずっと与論に停まっていました(昨日17日は未確認)。JACの整備士氏が「○○が壊れている」と本社に電話連絡されていました。過去にも問題が多発している機体のようですね。今回は(も?)重傷のようです。
投稿: 旅人 | 2010/08/18 03:16